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シネマ ノヴェチェント開店まであと115日!

JUGEMテーマ:映画

シネマ ノヴェチェントは飲食営業、映画興行の他に映画配給と言う重要な業務が加わります。
その栄えある第一回配給作品「SAS<特殊部隊>人質奪還指令/ファイナル・オプション」に関しては追々お話したいと思いますが、今回は日本における35ミリフィルムによる洋画配給がいかに難しくなっているかという点に関して語りたいと思います。
従来の洋画配給なら、版権元と配給契約を結び、上映素材であるポジフィルムを送ってもらったうえで、翻訳した日本語字幕を焼き付け、劇場上映にこぎつけるわけですが(もちろんその間、パブリシティであるとか、上映館の確保であるとか雑務は多々ありますが、ここでは割愛します)、デジタル素材主流となった今日では、35ミリフィルムを焼いてもらうこと自体が難しくなってきています。
加えて、日本語字幕を焼き付ける業者がほとんど業務撤退してしまっており、来年には1社もなくなるであろうと言われています。
つまり、よしんば35ミリフィルムを輸入出来たとしても、字幕版フィルムの製作は物理的に不可能となってしまうのです。
今回、「SAS<特殊部隊>人質奪還指令/ファイナル・オプション」の日本語字幕版の製作を依頼した(有)ホワイトラインさんにこの現実を知らされた時には愕然としました。
わずかここ数年で日本映画界はフィルム文化を正に一掃しようとしているのだということを思い知らされました。
これでは継続的にフィルム上映での洋画配給を目指している私の計画はとん挫してしまいます。
しかし、ありがたいことにフィルムにじかに焼き付ける他にも日本語字幕を投影する手段はありました。
近年、映画祭などで多用されているプロジェクターによる字幕投影法です。
初期費用こそ掛かるものの、この方法なら低予算で、なおかつ今しばらくは対応できるとのこと。
もちろん、迷わずにこの手段をチョイスしましたが、字幕一つとってもフォントを何にするか、縦に出すか横に出すか、あるいは従来のように画に被せるか、DVDなどのように画から外すか様々な問題があることがわかりました。
現在、これらの問題については検討中ですが、35ミリフィルムで映画を観ることがこれほど難しくなる時代がこんなに早く訪れるとは思いもよりませんでした。
日本ではノーランやエイブラハムスのような気骨のある人間は現れないんでしょうかねえ。
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